予防接種
新型コロナワクチンQ&A
Q1.新型コロナワクチンの接種を受ければ、感染予防対策はしなくてよいですか?
本ワクチンは新型コロナウイルス感染症の発症を予防するものです。
本ワクチン接種後も基本的な感染予防対策(マスク着用、密集、密接及び密閉の回避、手洗いや咳エチケット等)が必要です(感染を予防する効果は評価されていません)。
Q2.ワクチン接種を受ける前や受けた後に気をつけることは?
【接種を受ける前】
原則としてワクチン接種は体調が良い時に受けましょう。
いつもと様子や体調が違う、何となく調子が悪いという時、また、医薬品でアレルギー反応の経験のある方、 食物アレルギーやアレルギー疾患のある方、予防接種そのものに対して緊張する方、 注射針や痛みに対して不安がある方は必ず医師に相談しましょう。
【接種を受けた後】
まれにワクチン接種に対する緊張や痛みをきっかけに気を失う(失神する)ことがあります。
ワクチン接種後は背もたれのある椅子にしばらく座るなどして休みましょう。
また、ワクチンの接種によりショックやアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起きることがあります。
他の医薬品でアレルギー反応の経験のある方や、食物アレルギーやアレルギー疾患のある方は接種に際して慎重な観察が必要です。
医師に相談のうえ、しばらくの間は接種を受けた医療機関等の施設内にいるようにしましょう。
医療機関等の施設内にいることですぐに対応できます。
なお、接種後に心筋炎や心膜炎があらわれることがあります。
心筋炎、心膜炎が疑われる症状(胸の痛み、動悸、むくみ、息苦しい、息切れ、呼吸が荒い、呼吸が速い)が認められた場合には、速やかに医師の診察を受けてください。
Q3.本ワクチン接種の1回目と2回目の間隔が、3週間以上空いてしまった場合は、どのようにすればいいですか?
できる限り速やかに2回目の接種を受けてください。
Q4.1回目の接種で重篤な副反応が認められ、医師より2回目に同じワクチンを接種することが困難と言われました。2回目の接種を受けることはできないですか?
1回目に接種を受けたワクチンと異なる新型コロナワクチンの接種を受けられる場合があります。 医療機関へ接種の可否および接種間隔等についてご相談ください。
なお、国内では、5~11歳の方を接種対象としているのは本ワクチンのみですので、2回目に異なる新型コロナワクチンの接種を受けることができません。
Q5.妊婦(妊娠している可能性がある)が、本ワクチンの接種を受けても問題ないですか?
医師と相談し、予防接種上の有益性が、危険性を上回ると判断される場合にのみ接種を受けてください。
Q6.授乳中の場合、本ワクチンを接種しても問題ないですか?
医師と相談し、予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性が、危険性を上回ると判断される場合にのみ接種を受けてください。
Q7.過去に他のワクチンや医薬品、食品、化粧品に対してアレルギー反応が あったのですが、本ワクチンを接種しても問題ないですか?
予診票にアレルギーの情報をできる限り記載のうえ、事前にかかりつけ医に相談するか、もしくは接種当日、医師にご相談ください。
Q8.ワクチンの効果はどのくらいありますか?
本ワクチンの臨床試験では、本ワクチンを21日間間隔で2回接種し、2回目の接種から7日目以降におけるワクチンの有効性(発症予防効果)は約91%でした。 なお、この有効性(発症予防効果)を評価した集団の追跡期間(中央値)は2回目接種後118日でした。 また、本ワクチンについては新型コロナウイルス感染症の重症化予防効果は約96%という報告があります。 本ワクチンの臨床試験は継続中であり、今後さらに情報が得られる予定です。
Q9.ワクチンの副反応の心配はありますか?
ワクチンの接種によって、副反応が起きることがあります。気になる症状、いつもと違う体調の変化が認められた場合には、速やかに医師などにご連絡ください。 万が一、ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、国による健康被害救済制度がございますので、お住まいの各自治体にご相談ください。
Q10.他のワクチンと同時に接種しても問題ないですか?
本剤は他のワクチンとの同時接種についての評価データがありませんので、本剤のみを接種するようにしてください。